2026年5月19日体作りは遊びが一番
雑草たちがみるみる背丈をのばし、野原の子どもたちが隠れてしまうほどになりました。
5月中旬で、もう日差しは肌を射るように熱く、水が恋しい季節になっています。暑くなると散歩は大変なので、4,5月が丁度良いのです。でもこの暑さでは体温調節が未熟な子どもたちは、すぐに熱を出したりして不調を知らせてくれます。逆に大人の方が、自分の体と向き合えず、特にお母さんはぎりぎりまで頑張ってしまう事もあります。上手に休む事も元気で過ごす秘訣ですよ。「疲れた~」「もう動けない~」なんて弱音を吐くと、子どもがテキパキと動いてくれるかもしれません。いろいろな事がうまく運ばなくても、とにかく親は元気で楽しそうにしていて欲しいと願っているのが子どもたちです。
体作りは遊びが一番
体操教室に通う子どもたちが居ます。水泳もスイミングに行かないと、いつまでも泳げるようにならないようです。どこかで誰かに習わないと、子どもたちは育たないのでしょうか?小さい時から忙しそうだな?と見ていて思います。でも自然の中で体を使って遊ぶ子どもたちを見ていたら、みんな一緒に習う体操より、体の使い方、バランス感覚、力量など子ども自身が判断して遊びの中でしっかりと身に着けているのだと感じました。
先日のびるねの子どもたちと中新井にある「富士見公園」に出かけました。小さい体にまだ合っていないような大きなリュックを背負い、歩き方も上手になりました。リュックを背負って歩くのは、結構大変です。小学校入学で、ランドセルが重くて歩けない子もいたりするのですから立派なものです。
公園とその下にある緑地のグランドがあるのですが、まず最初は必ず緑地で遊びます前日の大雨で、草むらの間の地面が出ているところはツルツルと滑ります。人工的に作った斜面ではありませんから、どこにどんな傾斜があるのか分かりません。足が1本ずつしか踏み出せないようなところもあります。
昔は子どもたちに負けないくらいつるりと滑るのも平気でしたから、どんどん行けたのですが、ここで滑るわけにはいかないので、結構用心して子どもたちを追いかけました。敏感に察して待っていてくれる子もいます。こっちは大丈夫だよ!と見せてくれる子もいます。
フェンスをまたぐコツは得意になって教えたりしましたが,広いグランドを何周もする子どもたち、どこの茂みから顔を出すかと結構スリル満点です。試行錯誤もそれぞれ、登る方法、降りる方法も自分で工夫しています。滑らないように降りる力はそれぞれが自身で学習しているのです。先生や大人に教えて貰って出来るようになる事ではないのです。怖くてドキドキしながら、自分で決断して踏み出す一歩がうまくいき、乗り越えていく様子も見られました。滑らないように下る斜面と、ツルツルと滑る事を楽しむ斜面とあって、その様子に思わずスマホのビデオを回しました。
その子たちの足の使い方、体の動かし方、どこに力を入れて居るのか、つぶさに見えてきて、余計なお世話ですが、この子たちはもう体操教室に通わなくて大丈夫だと思えました。
帰りのエネルギーは残っているのだろうか?と心配になる程遊んで、帰り道が同じ距離だけ待っています。どろんこの服、汚れた靴にお弁当箱、行きより重いリュックです。親と一緒なら、抱っこ、おんぶでしょう。それも言わずに時間はかかっても自力で帰宅した子どもたちには心底ビックリでした。
3歳、4歳になると行き先が分かると、そこで何をして遊ぼうかと見通しが持てるようになるので、道草も少なくなります。あそびながら、心も体も強く逞しく育っている子どもたちです。
五味太郎さん作「じょうぶな頭と,かしこい体になる為に」となんだか頭と体が反対なんじゃないの?と言う題名の絵本を見つけました。題名だけで本文は読んでないので分からないのですが、この日の子どもたちが浮かんできました。自分の体を知り、うまく使える賢い体を持った子どもたちに、ちょっとの事ではへこたれない強い丈夫な頭の使い方の出来る、こう言う事じゃないの。きっと違うと思いますが、こう言う育ちが最高だと思いました。
学童に来ている子どもたちが、1年生の宿題で字の練習をしていました。最初の頃は「く」と「へ」でしたが、この間は「む」と「す」でした。クルリと戻るようにして丸を書かなければならない字です。苦戦していました。それもその筈です。鉛筆が持てていないのですから。テレビに出ている若い俳優さんたちのペンの持ち方の酷いこと。今の教育の中で、きちんと指導されていないのではないか、それぞれ見過ごされてしまったのだと思います。そしてこの手の使い方は、手だけの問題ではなく、体の使い方、育ちが大きく影響していると感じています。私がエジソン箸と言う箸の補助道具を推奨しないのも、まだ手の指の1本1本の動きを身に着けていない子に、敢えて無理をさせる事で変な癖をつけてしまいます。まずは全身の体の育ちから、末端の細かい動きの育ちを、この乳幼児期に個々の発達を踏まえ、大切に積み重ね育てていくことが大切だと思っています。