2026年7月6日 発達に飛び級は無い 大切なことは、諦めずに伝え続けて「待つ」子育て
お店に沢山のフルーツが並ぶ季節です。桃:サクランボ:あんず:スモモ:メロン。 果物ならなんでも大好きですが、この物価高ではなかなか手が出ませんね。
最近のびるねの子どもたちの食欲は素晴らしく、お弁当箱が空っぽになる日が多くなりました。食後の片づけが終わって食べるデザートも楽しみです。裏庭の木に鈴なりに実った枇杷は、もぎたてを頂くと言う贅沢さです。七夕の笹の葉も、親分に分けてもらいました。森に生えている竹をのこぎりで切る所から見ることが出来てみんなでワッショイ !ワッショイ !と運びました。
梅雨空の毎日ですが、合羽と長靴で表に飛び出していきます。雨の日はお部屋で遊ぶのが普通の施設ですが、雨の日でしかできない遊びがあるのですね。雨の好きな虫たちにも出会います。ミミズ、カタツムリ、ダンゴムシは落葉と同じくらいいるのではないかと目を見張ります。子どもたちはもう科学者のように見えます。レイチェルカーソンは最後の著書の中で「センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見張る感性)」を子どもたちに授けて欲しいと頼むでしょう、と言っています。又ここの文章が重要なので、そのまま引用しますね。
私たちは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭を悩ませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。子どもたちが出会う事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、様々な情緒や豊かな感受性は、この種子を育む肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕す時です。美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものに触れた時の感激、思いやり、哀れみ驚嘆や愛情などの様々な形の感情がひとたび呼び覚まされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識はしっかりと身につきます。
(センス・オブ・ワンダー本貸し出します)
のびるねで育つこどもたちにOKを貰えたような気持ちにさせてくれます。
発達に飛び級は無い:大切なことは、諦めずに伝え続けて「待つ」子育て
親はついつい周りの子と比べて、早く色々なことが出来るようになることを願います。世の中も、特に年齢別のクラス編成をしている幼稚園や保育園では、大きな集団の中で、みんな一緒にやる事を求められて、いやだと逃げ回れば、問題、出来なければ遅れているように言われたりします。
人間の発達には順序があり、その一つ一つを抜かさずに成長することが一番重要です。個人差が大きい時代ですから、年齢でひとくくりには出来ません。のびるねに関わる子どもたちは、乳児期(もぐもぐごっくん)時代。この時代は基本的な信頼関係を築く時です。赤ちゃんが望んだように愛することが重要です。望むことを充分にしてもらう事で、自分を信じることが出来るようになります。
“赤ちゃんの望んだように愛する”とは当たり前のようですが、結構できていないことが多いものです。親は子が成長するに従い、だんだん自分の望んだようなことをさせようとします。うまく親の思う通りになってくれるいい子の方が助かります。子どもが望んだ様に愛されることが出来ていないと、思春期、青年期に間違った愛情の求め方をするようになると言います。最近の事件などを目にするたびに、ここまで大きくなっても、重要な土台になる基本的な人との関り方を身に着けてこられなかった結果、こんな生き方になってしまったのではないかと思ってしまいます。
その後、幼児期前半2歳、3歳の時代です。いろいろなことが出来るようになる、しつけが始まります。でも指示や禁止のダメ出しが大嫌いです。大人は子どもたちに「こういう時はこうしようね」と伝えますが、やるかやらないかを決めるのは子どもです。又今はまだ出来ない。いつするかは自分で決めるのです。生活リズムを整える事、ゆとりを持つこと。親の都合で動かなければならないときは、あらかじめ伝えておいたり、どっちにするか子どもに決めさせることが出来る準備をしておくのも良いと思います。可愛がられて基本的信頼が育っている子どもは、コミュニケーションを取ったり、気持ちをコントロールして,待つことや、譲る事、共感する事、などが子ども集団の力も借りて、徐々に出来るようになります。子どもはどんな時も自分で決めて前に進みますから、親も先生も『待つ』ことにつきますね 。