2026年9月25日アートで遊ぼう”ボタンアート“

 色とりどりのボタン、大きさも形もいろいろ、山盛りのボタン
「今日はこれで絵を描くよ」の言葉に、もう四方八方から手が伸びてきます。ふざけていた子も、さっさと座り、スチレンボードのハレパネが配られるのを待ちます。最初はロープで線描です。
無造作に紐を置く子、ボードに手がくっつくのに、紐を指で押さえて、線を動かし、自分の思うところに線を引こうとする子、紐はいらないと言う子、
 いつものことながら、バタバタとはじまったのですが、ボタンを置く所になったら静けさが漂い始めます。もう先生たちの助けもいらなくなり「先生たちもやりたいよね」と、先生たちも夢中になってボタンと遊んでくれました。今日は1歳児さんから4歳さんまで、みんなで取り組んだ久しぶりのアートになりました。子どもたちにはいつでも描きたい、作りたい時にアートが出来るようにと思っていますし、やりたくない子に「みんなやる事」として
アートに出会わせたくないと思って取り組んできました。でも不思議とやりたくない、お絵かき嫌い、描けない、と言う子は居ません。子どもたちは正直ですから、つまらなかったらサッサと居なくなります。今日のような時間が作れると本当に嬉しくなります。「おもしろそう」「やってみたい」「どうやるの?」「出来た、分かった」「凄い」「素敵」「もっとやりたい」そんな言葉が聞こえてきそうな時間が流れます。そんな中に、先生や親たちも入れてあげたいな、と思いながら、今「アート」に拘っています。
 言葉は脚色したり、嘘もつけますが、アートはそうはいきません。楽しい絵は楽しくなければ描けないのです。
みんなで鑑賞の時間、お迎えに来たお母さんたちにも見せたくて同席してもらいました。もう大事な作品で手から離せない子もいます。のびるねの子どもたちは、現在恥ずかしい、照れくさくて前に出てみんなに見てもらうのはチョットと言う年頃のお子さんがたくさんいます。発達の中でこんな時期はみんなあるのですが、これから先は、どこまでも天狗の様に、自分が最高!と思えるように育って欲しいので、この鑑賞会をアートの時は必ずやろうと思います。
 前に出てきて、作品をみんなに見てもらいながら「どこが好き」と作者に聞きます。たくさんのボタンの中にお気に入りがちゃんとありました。私はいつも「私はここが好き」「ここが素敵」「これこんな風に見えるね」こんな言葉をかけるようにしています。アートは観る人によって感じ方、受け止め方、良いな~は違います、違っていいのです。「上手だね」と言う言葉は曖昧で、無責任な言葉です。アートは上手か、下手かでジャッジしてはいけないのです。特に子どもたちには、ここが良いな~好きだな~と具体的に声をかけてあげてください。拘っていたところや、頑張っていた所、工夫したところなどは、外さずに言葉にしましょう。ちゃんと見ていてくれたと分かって、嬉しいですよ。そして持ち帰った作品は、一番素敵な場所に飾ってください。これは必ずやりましょう。アートは分身。自分の内から生まれた作品を大事にして貰えると言う事は、自分を大事にして貰って居ると伝わり、「私は、僕はこれでいいんだ」と言う、自信が持てるようになります。今日も「お母さんと見る」と言って持ち帰ったお子さんが居ました。大好きなお母さん、家族が喜んで観てくれると信じているのですね。それがとても嬉しかったです。