2026/1/19 お餅つき 

 新しい年が始まりました。60年に1度巡ってくる丙午の年です。私が保育士として初めて受け持った3歳児が60年前の丙午生まれの子どもたちでした。 産み分けなどできなかった頃ですが、確かこの年、出生率が大きく減ったと言われていました。丙午生まれの女性は気性が荒く、夫を食い殺す、と言う迷信が広まって居た為のようです。でも今は、丙も午も「陽の火」を意味し、エネルギーに満ちた年になると言われています。のびるねのスタートは春ちゃんの獅子舞、自然学校で作った、手作りの獅子も一緒に登場です。何回見ても大泣きする子どもたちに、この時ばかりは傍にいる大人は、泣いている子を抱きしめながら、困り顔ではなく笑顔で見守っています。怖い者から守ってくれる、この確かな受け止め方が、子どもに安心感を与えています。この時の感覚を忘れないで下さいね。「子どもの命を守ること」「子どもたちが目を輝かせて遊び、生きる、子どもの人生を認め、奪わない事」みんなの願いを形にしていく為にも、力を合わせて実り多い年にしていきましょう。

 子ども食堂「ゆびきりげんまん」新春第1発目のごちそうは「お餅つき」でした。
 実はお餅つきが大好きです。子どもの頃は東京に住んでいた私の家でも、暮れに餅つきをしました。1 軒の家でやるのではなく隣近所総出でやります。餅つきには、男も女も子どももみんな役割があり、力を合わせていると言う感覚、大勢の人たちの一体感の中に、自分も役に立っているという気持ちがワクワク感になっているのです。遠い記憶ですが、その賑わいの中に指示する声や、𠮟る声などが一切なかったような気がします。それぞれ自分の役割を理解し動いているのですが、餅がつける一番のハイライトになる臼の所に行きつくまでの手順、スムーズな流れが重要です。みんながそれを理解し見通せているからこそ楽しくおいしいお餅つきが出来るのです。お正月の準備の為でもありますが、子どもたちにおいしいお餅を食べさせたいと言う思いが伝わる行事でした。

 史実によると臼は「母なる大地」、杵は「天の恵み」を象徴し、二つが合わさる事で「命を産む」神聖なものと考えられていました。臼と杵を調達するのも難しくなりましたし、大変と言えば日常ではありませんから、そう度々は出来ないでしょうが、こういった行事は大事に守っていった方が良いと思って言います。
 又、臼杵を粗末に扱うことはタブーとされていて、使えなくなった臼や杵をむやみに捨てたり燃やしたりしてはいけないと言われます。どこかに眠っている臼や杵があったら、のびるねでたくさん活用しますので、頂けたら嬉しいな~。嬉しいことがあるときは、いつもお祝いのお餅つきをする…なんて言うのも素敵ですね。

 「一月行く、二月逃げる、三月去る」と、毎年通信に書いて居ます。行事の多い 3 か月でとても忙しく、あっと言う間に 4 月になってしまいます。保育園や幼稚園も先生たちがとても忙しい 3 か月になります。でも子どもたちには関係ありませんから、いっぱい遊びたいですね。自然学校の時に、小学生がコマ回しが出来ない、やった事が無い子がいることに驚いてしまいました。内心で「ベーゴマをのびるねで流行らせたい」と思い、ベーゴマを購入して準備していたのに、出すこともなく終わってしまいました。でも諦めてはいません。いつかベイブレイドに負けないくらい面白い遊びとして流行ってくれたらいいな~お父さんやお母さんは独楽回し出来ますか? 今子どもたちは遊びでも受け身の子がとても多いです。小さい時から誰かに何かやってもらう、遊んで貰う日常を積み重ねてきたので無理はありません。テーマパークに行けば、座っているだけで楽しくしてくれる場所ばかりです。あそびこそ主体的でなければ面白くない筈なのですが。大人たちがとことん楽しく遊ぶ姿を見せないとダメかもしれない。今度“大人の遊びの学校”でもやりませんか?