2025年12月4日子育ての悩みは、誰かに話すと解決するって本当かな?
12月に入り、インフルエンザが大流行ですね。学級閉鎖や、学校閉鎖になった所もあります。流行は学校から、保育園や幼稚園に移ってきますから心配です。熱だけの判断ではなく、機嫌が悪い、グッタリしている、食欲が無いなど、いつもと違う様子に注意が必要です。私たち大人も同じですが、ストレスは免疫力を下げます。忙しい日々ですが、少しでも楽しいことを見つけて笑って、病気に負けないで過ごしましょう!
子育ての悩みは、誰かに話すと解決するって本当かな?
30年位前から、所沢の公民館主催の子育て講座で、お母さんたちとおしゃべりしたり、お悩み相談受けたりしていました。多い場所では、20人近くのお母さんたちが集まり、本当にいろいろな悩みを打ち明けて、少しだけ肩の荷物を下ろしていくような会でした。母子愛育班の先輩ママたちが、泣いても、手を焼かせても、その間だけ子どもを見てくれるのも、一時も子どもと離れることが出来ないその頃のお母さんたちにとっては、ありがたかったと思います。
その頃は本当にたくさんのお悩みがありました。話しながら泣き出してしまうくらい頑張っている人、発達の遅れを心配して不安がる人、同居の姑と子どもの対応で悩む人、何もしてくれない夫の愚痴を話してくれた人のおかげで、次から次と父親になりきれない夫の話で盛り上がってしまったり、自分の生い立ちを思い出しカミングアウトしながら、虐待をしてしまうのではないかと不安を打ち明けた方は、それをきっかけにいい仲間が出来乗り越えて、立派に子育てしていました。
最近は、ネットでも簡単に情報が手に入りますし、お母さんたちの方が物知りだったりするので、こんな講座でもあまり悩みの相談はありません。でも終わった後の感想を聞くと、「悩んだり困ったりしているのは自分だけではないのだと知り、ホッとした」とか、「聞いてもらえただけで気持ちが軽くなりました」とか、どこかでやっぱり頑張ってしまうのがお母さんたちなんだと思います。
世の中は、子どもを産んだらみんな立派なお母さんになるものだと思っているかもしれませんが、お母さんには練習期間も無い、産んですぐに無免許運転でいやおうなく子育てが始まります。
第1子は車で言えば初心者マークを付けた新米です。悩んだり困ったり、失敗だらけは当たり前です。子育てだけはすぐに答えは出ないし、他の人がやっていることがわが子に合ってるかも分からない。命を守ると言う重い責任だけでいっぱいです。周りを見ると、みんな立派にやっているように見えますね。
私はたくさんのお母さんたちと出会ってきて、子育て上手だな~と思うお母さんは、よく相談に来ます。情けなくていい、立派な振りすることは無い、「助けて!」が言えるのは強い人です。私も助言出来ることはしますが、基本解決をするのは本人です。でも話しているうちに、自分が何を悩んでいたのかちょっと立ち止まることが出来ます。考えを話すうちに整理することが出来たり、胸に収めていたことを口に出した事で気持ちが軽くなりそれが解決になったりすることも多いです。
先生たちはとても忙しそうですが、もっともっと声をかけてみましょう。子どもだけの6年間ではないです。信頼して相談できる頼りになる先生をゲットしましょう。良いママ友が出来るのも乳幼児期かな?子どもが学校に行くようになると本音と建前が飛び交う集団が登場してなかなか難しい。でも子どもが小さいが故に、この時期は気持ちをごまかすことが出来ません。安心して何でも言い、安心して付き合える一生モノの友達になるのも、子育てスタートのこの時期が適しているように思います。のびるねもたくさん利用してください。待っています。


