勉強
急に肌寒くなってきました。 でも10月も半ばになるのでこれが普通なのですね 。衣替えも忘れていました。 夏の制服から冬に変った朝は、馴染みの友達に会うのもちょっと気分が変わってソワソワした事を思い出します。季節の変化を節目節目で感じることが出来た 時代です。今思うと幸せな事だったのだと思います。自然には逆らえませんが、子ども達には季節を感じる暮らしを伝えていきたいです 。
秋のイベントもいろいろな所で開かれています。保育園、幼稚園、中学、高校、大学も見学に出向くチャンスですね。大きくなったら自分の行きたい学校を決めるのは子ども自身ですから、イベントに行くのはその学校に通う子どもたちの様子が分かり、校風も感じられ良いのですが、小さい子どもたちの見学は、普通の日に見学をお願いする事をお勧めします。子育ての時代に、誰と出会い、繋がったか 、子どもよりも自分自身の生き方に大きく影響され、私は子どもが巣立った今も支えになっている事に驚きと感謝でいっぱいです。決して楽では無かった子育ては、子どもが親を育ててくれた時間だったのだと思います。
勉強
「勉強」の語源は古代中国語に由来し、「励む」「無理強いする」と言う意味があったそうです。
この漢字があまり好きではなく何で学ぶ事を「勉強」と言う漢字を使い表現する様になったのかと思い、調べてみました。嫌いな理由は漢字の意味合いのせいでは無いのですが、 納得してしまいました。
もぐもぐの赤ちゃんたちが、毎週毎週目覚ましい成長を見せてくれて、本当にびっくり、感動しています。人間は、学ぶ事を生まれながらに身に着けているのだと実感する日々です。目を開け、見つめ、首が座り、寝返りをうち、お母さんでない人を見れば泣き、目の前にあるものをつかもうと手を伸ばし、這い這い、お座り,つかまり立ちし、歩き出す。誰に教えられるでもなく身に着けていきます。 歩き出せば、目が離せないくらいキョロキョロ、チョコマカ行動します。大人の都合もありますから、活発に動き回る子は“いたずらっ子”と言われる様になります。「なんだろう?」「何があるのかな」「触ってみたい」「覗いてみたい」など、ある対象への興味や、探索行動がワクワクする感情を引き出し、注意力や集中力を身に着けている真っ最中で、本当なら「好奇心旺盛な子」として評価される筈なのですがー。ここで対応を間違えると、学びを忘れてしまう子どもたちを育ててしまいます。大人の言う事を聞く良い子、何故?どうして?不思議に目を輝かせるより、正解を覚える事を学びと勘違いを始める子どもたちが、結果的に能力の高い子だと評価されるようになります。自分で考えたり、創造したりする事をやめてしまったら、脳は育たないと言います。脳は面白いと思うと瞬間にポン!とスイッチが入り、つまらないと思うとスイッチ Off になります。(アートで関わる人たちから学んだことです)保育園や幼稚園もカリキュラムと言う名のもとに、好むと好まざるとにかかわらず、みんな一緒にする活動を強いるようになります。せめて学校に上がる前までは、「今日何して遊ぼうか」自分で考え決めて、熱中させて欲しいと願います。遊びが学びの力を育てる唯一の方法なのだと声を大にして言いたいです。


それぞれのクラスに、可愛いロゴマークが出来ました。遊びの様子、大事な発達のポイントなど、折々にお伝え出来るように、私たちも感じる心を忘れないでいたいです。
0歳から7歳くらいまでの時代は、近くに居る大人を模倣して育つ時代だと言われます。一挙手、一投足を子どもに真似されても良い様に自覚せよ、とシュタイナーは書いています。そこまでは自信は持てませんが、子どもと、親たちと一緒にワクワクを共有することは出来そうです。子どもたちから、そんな時間を頂けることに感謝して、実りの秋を存分に楽しむぞ~ のびるねに集まれー!・・・ですね。